【主なニュース&材料】先端美容・ロボット技術・循環型農業・優待拡充・暗号資産運用・食トレンド――企業価値向上

■銘柄分析・株主優待・新製品・新技術・記録達成――生活者ニーズを捉える動き

・坪田ラボ<4890>(東証グロース):ハーバード大学発の基礎化粧品ブランド「aeonia」の日本独占販売権を取得。宇宙環境研究由来成分「コスモヴェール」を訴求し、専門家招いた発表会で先端サイエンス×美容価値をPR。

・JR東海<9022>(東証プライム)・スズキ<7269>(東証プライム):PADと共同でリニア設備外観検査ロボット「Minervα」試作機を開発。2026年2月から山梨リニア実験線で検証し、点検自動化と保全業務効率化を目指す。

・ロードスターキャピタル<3482>(東証プライム):コーポレートファンディング事業の物件購入累計が2,000億円突破。帳簿価額は3年間で約2倍の917億円超に拡大し、都心オフィスを軸に資産形成が加速。

・伊藤園<2593>(東証プライム):埼玉県入間の契約農家で茶殻堆肥とバイオ炭を組み合わせた循環型農業を本格開始。GHG削減と資源循環を両立するモデル構築で「みどりの食料システム戦略」の実践を強化。

・(銘柄分析)ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード):直動機器の中長期需要拡大を追い風に27年3月期の収益回復期待が高まる構図。下方修正で売られた株価は調整一巡感から出直りが意識される局面。

・(銘柄分析)くすりの窓口<5592>(東証グロース):ストック売上高・粗利が順調に増加し26年3月期は上振れ期待。東武百貨店池袋本店に「処方箋受付機」設置で、オンライン服薬指導とロッカー受け取りを一体化した新サービスモデルも展開。

・(銘柄分析)アイフリークモバイル<3845>(東証スタンダード):26年3月期は通期赤字予想ながら中間期で営業黒字転換。DX事業の高単価案件獲得が収益改善を牽引し、株価は日柄調整を経て上放れの動き。

・(銘柄分析)イトーキ<7972>(東証プライム):25年12月期はワークプレイスと設備機器・パブリック事業の好調で2桁増益見通し。PRIDE指標「ゴールド」および「レインボー認定」連続取得などESG評価も追い風。

・(銘柄分析)アスカネット<2438>(東証グロース):空中映像やXR技術を融合した新サービス展開が本格化。新たな自己株式取得も発表し、26年4月期は大幅増益・最終黒字予想で株価出直りに思惑。

・東武鉄道<9001>(東証プライム):株主優待制度を拡充し400株区分新設や長期保有優遇を拡大。2026年3月期基準日から適用し、株主層の安定化と還元強化を図る。

・USEN-NEXT HD<9418>(東証プライム):「U-NEXT」の課金ユーザーが500万人突破。映画・ライブ・電子書籍を統合したプレミアム配信サービスとして成長し、1,000万ユーザーを目標に外部提携も拡大。

・北紡<3409>(東証スタンダード):SBIデジタルFのレンディングサービスで保有ビットコインの約半分を貸付運用へ。12月9日から開始し、資産効率向上とデジタルアセット戦略の高度化を狙う。

・レナサイエンス<4889>(東証グロース):PAI-1阻害薬「RS5614」を局所進行非小細胞肺がん初回治療に併用する次相医師主導治験を計画。免疫チェックポイント阻害薬との併用で抗腫瘍効果増強と肺障害抑制を検証。

・トーシンホールディングス<9444>(東証スタンダード):名古屋市中区の保有ビル「TOSHIN広小路本町ビル」売却を決議。26年4月期第3四半期に固定資産売却益約5億円を特別利益計上し、財務体質強化を図る。

・ホリイフードサービス<3077>(東証スタンダード):仙台の焼肉店運営会社セイコーポレーションを子会社化。仙台・郡山の3店舗取得で郊外型モデルを強化し、収益力向上を目指す。

・シンクロ・フード<3963>(東証プライム):キッチンカーPF「モビマル」の登録事業者数が1万件突破、車両5,500台超。万博など大規模イベントでの実績に加え、AI活用の最適出店提案で全国展開を加速。

・(話題)ジュン:渋谷のコンセプトストア「V.A.」でNetflix「ストレンジャー・シングス」最終章記念ポップアップを開催。フォトスポットや限定フード・コラボアイテムで作品世界を体験できる空間を展開。

・クックパッド<2193>(東証スタンダード):新制度「食トレンド大賞2025『今年の顔』」で4名を顕彰。麻辣湯、ワンプレートせいろ、かさまし料理など、家庭の食習慣そのものを変えた取り組みを評価し、26年トレンド予測も公表。

・江崎グリコ<2206>(東証プライム):ハイカカオブランド「Tunmel」から3産地カカオを詰め合わせた新作ボンボンショコラを12月1日以降順次発売。コールドエクストラクション技術でアロマと余韻を訴求。

・ファンデリー<3137>(東証グロース):医師執筆Webメディア「パワーアップ!食と健康」第66回で、日本赤十字社和歌山医療センター・金子医師が糖尿病とフレイル・サルコペニア予防の食事法を解説。高齢糖尿病患者の「減らしすぎない栄養」を啓発。

・カゴメ<2811>(東証プライム):β‐カロテン継続摂取による「隠れジミ」対策モニター調査で平均13.4%改善を確認。にんじんジュースを軸に、インナーケアとしての紫外線ダメージ対策や専用レシピを提案。

・セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東証プライム):セブン‐イレブンがハーゲンダッツ新作「スペシャリテジャポネ 和紅茶バタークリームケーキ」を12月2日から限定発売。初摘み和紅茶を使った3層仕立てで「極上スイーツ」需要を狙う。

(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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