積水樹脂、河川氾濫リスクに対応する「嵩上げ防水柵」発売、治水強化へ新提案

■浸水防止等級Ws-1取得、都市部の景観に配慮した新構造

 積水樹脂<4212>(東証プライム)は11月27日、気候変動に伴う水害の激甚化に対応する新製品「嵩上げ防水柵」を発売したと発表した。同製品は堤防や擁壁の上部に設置して高さを簡易的に補強する仕組みで、都市部など擁壁改築が困難な地域でも河川氾濫の防止または遅延に寄与する。透明パネルを採用した眺望性にも特徴があり、景観への影響を抑えながら治水機能を高める点が強みである。

 国土交通省が推進する「流域治水」では既存堤防の高さ不足が課題となっており、降雨量や河川流量の増加が見込まれる将来予測を踏まえ、追加対策の必要性が高まっている。同製品はこうしたニーズに応える形で開発されたもので、浸水防止等級Ws-1をクリアし、越水時の漏水抑制や避難時間延長に貢献する。水深1mの静水圧や耐風圧2kN/㎡に耐える設計強度を備えるほか、片側施工が可能で足場を必要とせず、軽量で人力施工にも対応するなど、施工性・維持管理性にも配慮した仕様となっている。

 同製品は積水樹脂グループが定める「サステナビリティ貢献製品EX」に認定されており、環境配慮と社会課題解決の両面で高い貢献度と技術的新規性が評価された。同社は公共・民間の幅広い領域で安全・安心・環境保全に資する製品を提供しており、今回の新製品投入により流域全体での治水対策強化に一層寄与するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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