日東紡、南亜塑膠と協業決定、スペシャルガラスクロス生産を強化、生成AI需要急増に対応

■2027年に供給量の2割を南亜塑膠製造の織布品へ

 日東紡<3110>(東証プライム)は11月28日、台湾の南亜塑膠工業股份有限公司とスペシャルガラスクロスの供給拡大に向けた協業を決定した。生成AI関連需要の高まりでスペシャルガラスの需要が急増するなか、同社は溶融炉の新規稼働や転用によるヤーン生産能力の増強を進めてきた。今回の協業は、織布工程の一部を南亜塑膠に委託し、生産体制の強化をさらに加速させる狙いである。

 南亜塑膠は台湾を代表するFormosa Plastic Groupの一社で、電子材料事業では世界最大級のガラスクロス生産能力を持つ。同社の大規模で洗練された織布製造能力を活用することで、日東紡はヤーン製造とクロス処理工程への投資を集中させ、供給体制を迅速に拡大する。2027年には、同社グループが供給するガラスクロスの2割程度が南亜塑膠製造の織布品となる見通しである。

 さらに日東紡は、次世代低誘電ガラス(NER)についても南亜塑膠のCCLビジネス向けにヤーン供給を行う方針である。従来はヤーンからクロスまで一貫生産を行っていたが、協業を通じて効率を高め、スペシャルガラスの旺盛な需要に応える体制を構築する。同社は電子材料分野における「グローバル・ニッチNo.1」の確立を目指し、事業拡大に向けた取り組みを続ける。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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