ファンペップ、抗体誘導ペプチドの新規製剤技術で動物試験で目標を達成、後期フェーズへ

■POP BIOのSNAPプラットフォーム技術を活用、更なる治療薬開発へ期待

 ファンペップ<4881>(東証グロース)は8月21日、抗体誘導ペプチドの新規製剤技術として、POP BIOのSNAPプラットフォーム技術を用いた研究において、初期フェーズのマウスを用いた動物試験で目標を達成し、後期フェーズの研究を開始したと発表。

 抗体誘導ペプチドは、患者自身の免疫系を利用して病気の原因となるタンパク質を攻撃する新しいタイプの治療薬。同社は、このペプチド治療ワクチンの開発に力を入れており、様々な疾患に対する新たな治療法の確立を目指している。

 今回採用したSNAPプラットフォーム技術は、ペプチドワクチンに対する免疫応答を強力に誘導する画期的な技術。従来の製法に比べて製造プロセスが簡便で、より効果的かつ安全なワクチン開発が期待できる。

 今回のマウス試験での成功を受けて、ファンペップは、サルを用いた試験など、より臨床に近い段階での研究を進めていく予定。この研究成果は、様々な疾患に対する新たな治療薬の開発につながることが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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