サイネックス、名証メイン市場への上場承認、東証スタンダードと重複上場へ

■IR強化で企業価値向上へ、対話の場拡充を重視

 サイネックス<2376>(東証スタンダード)は12月3日、名古屋証券取引所メイン市場への上場承認を受けたと発表した。これにより同社は東京証券取引所スタンダード市場との重複上場となり、上場日は12月10日とされている。同社は地方創生支援事業を軸に、自治体連携やDX推進など多様なサービスを展開しており、社会貢献型企業を掲げて事業基盤の強化を進めてきた。

 第一の柱は、地方自治体との官民協働事業やDX支援を通じた地方創生プラットフォーム構想である。同社は自治体や地域事業者のプロモーション支援機能を広げ、多様な領域で地方創生に寄与する事業を推進してきた。また、既存の上場市場においてもガバナンス強化や企業価値向上に向け、IR活動の充実を図っている。

 今回の名証メイン市場上場は、同社の取り組みをより多くの個人投資家・国内投資家に届け、認知度向上と対話の機会拡大を目的としたものとなる。同社は今後もIR活動を一層強化し、地方創生支援事業の理解浸透を進めることで企業価値向上を目指すとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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