アイ・ピー・エス、通信子会社のInfiniVANがフィリピン大学と生成AI活用の多言語CRM「LikásGPT」を共同開発

■多言語コミュニケーションで顧客満足度向上を目指す

 アイ・ピー・エス<4390>(東証プライム)は7月29日、通信子会社のInfiniVANがフィリピン大学と共同で、生成AIを活用した地域特化型顧客管理システム「LikasGPT」の開発に向け協定書を締結したと発表した。同システムは、大規模言語モデル(LLM)を基盤に、フィリピンの170を超える地域語や文化に対応し、多言語・多地域における企業と顧客の双方向コミュニケーションを円滑化する。光ファイバーや海底ケーブルに加え、AI領域にも事業領域を拡大し、デジタルエコシステム構築を目指す。

 LikasGPTは、言語の壁や人員不足、対応のばらつきといった従来のカスタマーサポートの課題を克服する機能を備える。主要な機能には、多言語対応、文脈理解による高精度な問い合わせ応答、オムニチャネル統合、既存CRMとの連携、会話データを活用した経営分析支援などがある。2025年12月の初期導入を目指し、全国展開と社会課題の解決を図る。

 同開発はフィリピン大学の人工知能専門家であるジャラオ博士と連携し、学術と実務の双方から技術支援を受ける。また、フィリピン政府も国家AI戦略ロードマップを掲げてAI導入を後押ししており、LikasGPTは官民のデジタル戦略とも連動する。アイ・ピー・エスは国内外子会社との連携を通じ、今後もAI事業を成長分野と位置づけ、グループ全体の価値向上を図る方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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