モンスターラボがストップ高、郵便局の掲示物最適化ガイドラインを策定、視覚設計で郵便局の顧客体験を刷新

■心理学とデザイン原則を活用し、視認性と業務効率の両立を図る

 モンスターラボ<5255>(東証グロース)は7月9日、50円高(30.12%高)の216円とストップ高している。同社は本日、日本郵政<6178>(東証プライム)グループのDX支援会社JPデジタルの依頼を受け、郵便局内の掲示物の最適化に向けたガイドライン案を策定し、実証実験を実施したと発表した。全国の郵便局において、掲示物が多すぎることで生じていた雑多な印象や職員の管理負担の軽減を目的とし、心理学的知見を活用した視覚的整理の指針を構築した。これにより、利用者の評価向上と掲示空間の改善が確認された。

 JPデジタルは、郵便局におけるデジタルサービスやDX推進を担う企業であり、全国約2万4千局を対象にした取り組みとして、モンスターラボに協力を要請。モンスターラボは現場職員へのインタビューを重ね、ゲシュタルトの法則やフィッツの法則などに基づく掲示ガイドライン案を作成した。これにより、情報の伝達性や掲示環境の視認性を高めるデザイン設計を進めた。

 東京都内の複数の郵便局で実地試行を行い、アンケートを通じてガイドライン案の有効性を検証。その結果、掲示物の量を抑えることで利用者の印象や満足度が一定項目で向上する傾向が明らかになった。今後もモンスターラボは、郵便局における業務負担軽減と顧客体験の向上を目指し、デザインとテクノロジーの融合による課題解決に取り組む構えだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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