
■iPS心筋細胞移植後の電気生理挙動を解析、安全性設計の基盤示す
クオリプス<4894>(東証グロース)は1月21日、同社所属研究者による心筋再生医療に関する学術論文が科学誌Scienceに掲載され、併せてNature Cardiovascular Researchにおいて当該分野の重要論文として評価・解説を受けたと発表した。論文は、同社所属の青山純也マネジャー(医師・博士)が筆頭著者を務め、ヒトiPS細胞由来心筋細胞移植後の電気生理学的挙動を高精度に解析した内容である。
同研究では、心筋再生医療で長年課題とされてきた不整脈リスクを可視化・評価し、リスク低減につながる条件や設計指針を提示した点が特徴だ。同成果は特定製品を対象とするものではないが、同社が開発を進める心筋再生医療における安全性設計や非臨床評価、開発戦略の科学的基盤となる。同社は本知見を活用し、不整脈リスク評価の高度化や次世代心筋再生治療の実装を進め、中長期的な企業価値向上につなげるとしている。
■術評価を材料に急騰、短期資金流入で高値圏接近
21日の株価は寄り付きから買いが先行し、9時30分には7910円まで急騰した。前日終値7320円から大幅高となり、出来高も13万株超に増加するなど、短期資金の流入が目立つ展開である。背景には、心筋再生医療に関する研究論文がScienceに掲載され、国際的な評価を受けたことがある。直接的な業績寄与は限定的とみられるものの、世界的学術誌での評価が中長期の成長期待を刺激した。信用売残がなく、需給の軽さも上昇を後押しした。株価は年初来安値4300円から急回復し、高値圏に接近している。PBRは12倍超と高水準で、業績は赤字予想が続く。材料評価が先行している面はあるが、当面は活発な売買を伴う値動きが想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)






















