【株式市場】円高再燃などで様子見気分が強く材料株は活況だが日経平均は急反落

株式

◆日経平均の終値は1万6708円90銭(402円01銭安)、TOPIXは1360.23ポイント(32.40ポイント安)、出来高概算(東証1部)は21億5729万株

チャート12 26日後場の東京株式市場は、円相場がドルに対して一時117円台に入る円高基調となり、ソニー<6758>(東1)ファナック<6954>(東1)などが前場の安値を下回ったあともジリ安商状を続けた。材料株には活況高の銘柄が少なくなかったが、日経平均は大引けにかけて前場の安値を下回り、一時458円65銭安(1万6652円26銭)まで下押して3日ぶりの反落となった。主な株価指数はすべて安い。

 さくらインターネット<3778>(東1)が「高火力コンピューティング」の発表などを材料に後場寄り後一段高のストップ高となり、阿波製紙<3896>(東2)は引き続き炭素繊維強化プラスチックに関する報道などが材料視されて2日連続ストップ高。インフォテリア<3853>(東マ)はフィンテック関連株人気に加え同社製品を大学が採用との発表も好感されてストップ高。シンワアートオークション<2437>(JQS)は引き続き子会社が香港企業を買収との発表などが言われて急伸。一方、ニトリホールディングス<9843>(東1)は13時前に社長交代報道があり一時下げ幅が広がる場面があり発表後に持ち直した。

 東証1部の出来高概算は21億5729万株(前引けは10億5427万株)、売買代金は2兆1124億円(同9320億円)。1部上場1935銘柄のうち、値上がり銘柄数は148(同311)銘柄、値下がり銘柄数は1759(同1557)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が下げ(前引けはで「水産・農林」1業種のみ値上がり)、値下がり率の小さい業種を見ると医薬品、水産・農林、空運、サービス、陸運、食料品、建設、精密機器、ガラス・土石、不動産、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  2. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  3. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  4. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…
  5. ■脱炭素とデジタル革新:万博から広がるビジネスチャンス  本日2025年4月13日に開幕した大阪・…
  6. ■関税不安の裏で進む金市場の静かな熱気  トランプ関税による世界同時不況懸念が強まり、金先物価格が…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る