みずほFGなど連日安値に進みメガバンクに「強制評価減」の心配

銘柄 相場欄

■「マイナス金利」の副作用どの程度かつかめず週末特有の処分も

 みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)<8411>(東1・売買単位100株)は5日の後場、一段下押す始まりとなり、13時にかけて5.3%安の180.2円(10.2円安)と3日続けて昨年来の安値を更新した。銀行セクターは日銀の「マイナス金利」政策の副作用が凝縮する業種のため、先行きの業績動向に対する不透明感が拭いきれないとの指摘が出ている。

 三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1・売買単位100株)三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)は4%安程度だが6日続けて安値を更新。メガバンク株を保有する機関投資家にとっては、保有株の値下がりに応じて損失を確定する「有価証券の減損」(強制評価減)などの会計処理が必要なため、まだ「強制処分」の売りが出るとの見方もある。

 ただ、経験則では、こうした売りが出てくると値幅の面での調整は峠を越えることが少なくないようだ。

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