ミロク情報サービスはスクワイル社と投資契約及び業務提携契約を2月中に締結することに合意

日本インタビュ新聞社

■英国の中小企業向け融資仲介のフィンテックベンチャー

 ミロク情報サービス<9928>(東1)は、英国の中小企業向け融資仲介のフィンテックベンチャーであるスクワイル社と、同社が発行予定の優先株式引受け(約25万ポンド)に関する投資契約および業務提携契約を2月中に締結することに合意した。

 英国では、中小企業の資金調達機会を改善するために、政府と金融機関が共同で中小企業向けの融資や投資を増やすための制度や仕組み作りを行っている。

 このような環境の下、スクワイル社は、資金管理やリスク管理をはじめとする金融分野のノウハウとITを融合し、独自の指標やリスクモデルによる金融プラットフォーム『FundlinQ(ファンドリンク)』、『Skwile-CaFE(スクワイルカフェ:Cash Flow Engine)』の開発・提供を予定している。

 『FundlinQ』は、中小企業および金融機関(英国では主にオルタナティブ・ファイナンス市場)に対して、双方の資金調達・融資機会を拡大することを目的に、資金管理・与信管理情報をベースに融資仲介サービスをクラウド環境で提供する金融プラットフォームである。

 『Skwile-CaFE』は、中小企業向けの資金管理業務の分析支援サービスとして、先行して今月にベータ版のリリースを予定している。

 スクワイル社は、今後、AI(人工知能)の実装等を含め、集積されるデータを基にしたさまざまな分析機能を組み込む計画であり、英国市場における中小企業向け金融のあり方を大きく変えることで、英国経済の繁栄に寄与できるプラットフォームの構築を目指している。

 当社は、スクワイル社の日本市場における独占的かつ戦略的ビジネスパートナーとして、当社が今後展開する新たなクラウドサービスを通じた次世代サービスの共同研究・開発を推進する。また、当社はフィンテック分野に参入し、当社グループが有する製品・サービスとの相乗効果により新しい価値を創出し、一層の事業拡大を目指す。

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