ワイヤレスゲートの15年12月期は主力の事業などが順調で4期連続の増収増益に

■今期も増収増益、期末配当を1円増配へ

 ワイヤレスゲート<9419>(東マ)は12日、15年12月期連結累積業績を発表した。同時に今期の期末配当を1円増(前期は26円)の27円に増配する予定とした。

 売上高は、個人向けのSIM市場で厳しい競争環境の影響を受けたものの、主力の「ワイヤレスゲートWi-Fi+WiMAX」サービスが順調に推移したことで、前期比24.2%増の113億11百万円となった。また、M2M/IoTサービスやWi-Fiインフラ事業についても、新規案件の獲得が段階的に進捗し、売上高の増加に寄与している。利益面は、売上高の増加効果により、営業利益は同34.0%増の10億65百万円、経常利益は同34.5%増の10億62百万円、純利益は同37.1%増の6億84百万円となり、マザーズ市場上場後4期連続で増収増益を達成した。

 主な事業の取組みを見ると、ワイヤレス・ブロードバンド事業のモバイルインターネットサービスでは、「ワイヤレスゲートWi-Fi+WiMAX」はWiMAX2+ギガ放題プランを中心に、引き続き順調に推移している。「ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE SIMカード」は、原価等の最適化に努めつつ、並行して他社との差別化の源泉であるWi-Fiの強化を更に推進するとしている。

 ワイヤレス・プラットフォーム事業では、課金プラットフォームを活用した電話リモートサービスは、新規会員の獲得に注力し、売上高は順調に推移したものの、認証プラットフォームは、小型案件の受注のみとなった。

 今期の連結業績見通しは、売上高が128億32百万円(前期比13.4%増)、営業利益が12億50百万円(同17.4%増)、経常利益が10億67百万円(同0.5%増)、純利益が6億60百万円(同3.5%減)を見込んでいる。

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