本日上場6銘柄のうちフェニックスバイオはストップ高

新規上場 IPO

■肝細胞の70%以上がヒト肝細胞のマウスによる前臨床など展開 

 18日に新規上場となった6銘柄のうち、フェニックスバイオ<6190>(東マ・売買単位100株)は取引開始後に2350円で初値がついたあとストップ高の2850円(公開価格2400円の19%高)まで上げ、前引けはストップ高買い気配に張りついて高人気のスタートとなった。

 「高度生命科学で新時代を拓く」を掲げ、PXBマウス(肝細胞の70%以上がヒト肝細胞で置き換えられた「ヒト肝細胞キメラマウス」)を用いた前臨床試験などを行い、2016年3月期の業績(連結)見通しは、売上高が前期比34.4%増の11.84億円、営業利益は同2.9倍の1.51億円、純利益は同2.4倍の1.35億円、1株利益は53円24銭。

 公開価格でのPERは45倍になり、比較対象銘柄としては、モデルマウスのトランスジェニック(2342)のPER500倍台、前臨床受託などの新日本科学(2395)のPER7倍前後などが挙げられている。
 
 ほかの新規上場5銘柄は前場、以下の動向となった。
・イワキポンプ<6237>(東2・売買単位100株)は公開価格2000円。取引開始 後に2050円で初値がつき、その後2112円まで上げて前引けは2041円。

・グローバルグループ<6189>(東マ・売買単位100株)は公開価格2000円。買 い気配を上げて10時49分に3200円で初値がつき、3590円まで上げて前引けは 3150円。

・ヒロセ通商<7185>(JQS・売買単位100株)は公開価格830円。取引開始後 に830円で初値をつけ、その後979円まで上げて前引けは905円。

・アイドママーケティングコミュニケーション(アイドマMC)<9466>(東マ・売買 単位100株)は公開価格1440円。9時21分にかけて1230円で初値をつけ、そ の後は1250円を上値に前引けは1033円円。

・アグレ都市デザイン<3467>(JQS・売買単位100株)は公開価格1730円。 前場は買い気配のまま値がつかず、前引けは2948円の買い気配。

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