櫻護謨は業績・配当予想の大幅な増額修正が好感されストップ高買い気配、配当は倍増

■消防・防災事業の大口案件や航空・宇宙部門の伸びが寄与

 櫻護謨<5189>(東証スタンダード)は1月24日、買い気配のままストップ高の2582円(500円高、24%高)に達し、午前10時40分を過ぎてもまだ売買が成立しないまま急激な反発相場となっている。23日の17時前に今期・2024年3月期の連結業績予想と配当予想の大幅な増額修正を発表し、注目集中となっている。24年3月期の期末配当は、23年7月に開示した従来予想の1株25を倍増の50円の予定に変更した。

 24年3月期は、「消防・防災事業において、第1四半期に資機材販売の大口案件があったことに加え、期末までの販売も前期並みの案件を確保できる見通しとなり」「航空・宇宙、工業用品事業においても、航空・宇宙部門の補用品販売などが伸びた」(発表資料より)ことなどで工場稼働率の向上が継続しているとし、営業利益は従来予想の2.13倍の見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.16倍に見直した。(HC)

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