三菱自動車が値上がり率トップ!特別損失を発表し不透明感が後退

三菱自動車

■下げ幅の約4割を回復

 三菱自動車<7211>(東1・売買単位100株)は26日、大きく出直る始まりとなり、取引開始後に9%高の596円(49円高)をつけて9時30分現在は東証1部銘柄の値上がり率トップとなっている。燃費データ不正問題に関する補償費用の一部として、25日の取引終了後、2016年3月期に191億円の特別損失を計上することなどを発表。不透明だった補償額の概要がつかめた点で、投資家心理としては不安感が後退する形になった。

 燃費データ不正問題が伝えられる前の株価は880円前後。一時は412円まで急落したため、下げ幅の約4割を回復した。当面は半値戻しの水準が戻りのメドとの見方があるが、日産自動車<7201>(東1)の資本参加による提携事業は引き続き注目要因。信用売り残が膨大なため、買い戻しが膨れるような好材料が出れば短期急伸もあり得るようだ。

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