上場2日目のアトラエは大きく持ち直し活況続く

株式市場 IPO 鐘

■高成長のためPER100倍の1万8000円指向の期待も

 上場2日目のアトラエ<6194>(東マ・売買単位100株)は11時にかけて1万3300円(1960円高)まで上げ、上場初日につけた初値1万2720円を上回った。ビッグデータ解析などにより求職者と働き先をマッチングさせる新時代の求人サイト「Green」の運営などを行い、公開価格は5400円。上場初日は大引けにかけて急速に値消したが、大きく持ち直したため改めて見直す動きが広がっているようだ。

 2016年9月期の会社側の業績見通し(非連結)は、売上高が前期比51.2%増の12.66億円、営業利益は同3.6倍の3.41億円、純利益は同3.4倍の2.16億円、1株利益は181円22銭。

 株価水準はPER73倍前後になり、比較対象銘柄とされるエン・ジャパン(4849)のPER24倍前後などと比べると割高。ただ、ネット関連事業で高成長のため、先々への期待が凝縮されているとの見方もある。上場直後の銘柄にはPER100倍を超えるケースが少なくないため、仮にPER100倍まで評価すると株価は1万8000円台になるとの皮算用もある。

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