【株式市場】英国「離脱」濃厚になり東証1部1964銘柄の中で高いのは6銘柄にとどまり日経平均は歴代8位の大幅安

◆日経平均の終値は1万4952円02銭(1286円33銭安)、TOPIXは1204.48ポイント(94.23ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加し36億2328万株

チャート12 24日後場の東京株式市場は、英国のEU(欧州連合)離脱・残留を巡る国民投票の開票が進むにつれて離脱派が優勢と伝わり、日経平均は前引けの495円安(1万5740円)から先物主導で一段急落。13時にかけては下げ幅が1200円を超え、日経225先物の中心限月には売買を一時停止するサーキットブレーカー発動された。日経平均は14時30分頃に1374円34銭安(1万4864円01銭)まで下押した。終値での1万5000円割れは2月12日以来。また、下げ幅は「日経プロフィル」によると1990年3月19日(1353円20銭安)に次いで歴代8位。下落率は7.92%となり、同じく1970年4月30日の8.69%安に次いで9位。主な株価指数はそろって安い。

 後場は、東証1部1964銘柄の中で値上がりした銘柄が好業績の西松屋チェーン<7545>(東1)など6銘柄(0.3%)にとどまり、やはり好業績の神島化学工業<4026>(東2)も高い。マザーズ銘柄も高い銘柄は上場4日目のAWSホールディングス<3937>(東マ)など6銘柄にとどまった。ソフトフロント<2321>(JQG)は「クラウド郵便」やグループ会社の筆まめ(東京都港区)への期待などで続伸。

 東証1部の出来高概算は36億2328万株(前引けは15億546万株)、売買代金は3兆3383億円(同1兆3446億円)。1部上場1964銘柄のうち、値上がり銘柄数は6(同75)銘柄、値下がり銘柄数は1954(同1854)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けに続き全33業種が値下がりし、値下がり率の小さい業種は、小売り、水産・農林、建設、っ石油・石炭、電力・ガス、情報・通信、などとなった。

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