【株式市場】日経平均は反落だが後場底堅く鉄鋼、不動産などのバリュー株投資が活発

株式

◆日経平均は2万3205円43銭(260円10銭安)、TOPIXは1616.60ポイント(14.64ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億7480万株

 9月4日(金)後場の東京株式市場は、高かった日本製鉄<5401>(東1)日本郵船<9101>(東1)が引き続きバリュー株投資の動きとされてジリ高基調を続け、三井不動産<8801>(東1)も高下しながら一段と強含んだ。週明け月曜日に米国株が休場のため、株価指数ベースではヘッジ売りが厚いとされ、日経平均は300円安から250円安の水準で多少回復気味に推移。大引けは前日比で反落となった。

 後場は、栃木銀行<8550>(東1)が一段高など、引き続き地銀株が軒並み高となり売買活発。ラクーンHD<3031>(東1)は業績予想の増額などが好感され前場ストップ高に達したまま後場は大引けまで買い気配で推移。櫻島埠頭<9353>(東2)森組<1853>(東2)は「新・大阪都構想」で恩恵とされ一段高。イムラ封筒<3955>(東2)ムサシ<7521>(JQS)は次の首相が衆議院の早期解散に踏み込む可能性ありとされて急動意。ベストワンドットコム<6577>(東マ)は欧米でクルーズ船の運行が徐々に再開とされて次第高。

 東証1部の出来高概算は10億7480万株(前引けは5億3109万株)、売買代金は1兆8713億円(同9405億円)。1部上場2171銘柄のうち、値上がり銘柄数は617(前引けは662)銘柄、値下がり銘柄数は1457(同1401)銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、空運、銀行、輸送用機器、海運、ゴム製品、ガラス/土石、証券/商品先物、だった。(HC)

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