【株式市場】EV関連株など活況で金融株も上げ日経平均は後場一段高となり大幅続伸

株式

◆日経平均の終値は1万9776円62銭(230円85銭高)、TOPIXは1627.45ポイント(15.19ポイント高)、出来高概算(東証1部)は16億5476万株

チャート4 12日後場の東京株式市場は、長期金利の上昇が前場から目立つとされ、資金運用環境の好転期待などから第一生命ホールディングス<8750>(東1)が一段ジリ高になるなど、保険・大手銀行株が強く、日経平均は13時30分にかけて前場の高値を上回り246円29銭高(1万9792円06銭)まで上げた。11日の270円高に続いて大幅続伸し、終値での1万9700円台回復は9月1日以来。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、ホンダ<7267>(東1)が一段強含み、中国でのEV(電気自動車)拡大報道などを好感。日本製鋼所<5631>(東1)はリチウムイオン電池用セパレータフィルム製造装置が注目されて大幅高。同じくEV関連株物色に乗りFDK<6955>(東2)田中化学研究所<4080>(JQS)なども急伸。アスカネット<2438>(東マ)はスマホ動画から「写真」を簡単に切り出せるアプリが材料視されてストップ高。日本郵政<6178>(東1)も高い。

 東証1部の出来高概算は16億5476万株(前引けは7億7091万株)、売買代金は2兆2254億円(同1兆312億円)。1部上場2026銘柄のうち、値上がり銘柄数は1503(同1407)銘柄、値下がり銘柄数は447(同472)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けと同数の32業種が値上がりし、安い業種は建設のみ。値上がり率上位の業種は、保険、証券・商品先物、その他製品、パルプ・紙、非鉄金属、ゴム製品、銀行、海運、その他金融、不動産、精密機器、などとなった。(HC)

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