【業績でみる株価】SRAホールディングスの17年3月期第1四半期は大幅増益で通期上振れ期待、1月高値目指す

 SRAホールディングス<3817>(東1)が8月4日発表した17年3月期第1四半期連結業績は大幅営業増益だった。通期上振れ期待が高まる。株価は戻り歩調だ。好業績を評価して1月高値を目指す展開だろう。

■利益率向上も寄与して第1四半期大幅増益、通期上振れ期待

 17年3月期第1四半期連結業績は前年同期比7.9%増収、46.0%営業増益、23.1%経常減益、19.1%最終減益だった。

 営業外費用で為替差損を計上したため経常減益、最終減益だったが、売上面では開発事業が10.1%増収、運用・構築事業が2.0%増収、販売事業が6.9%増収と好調に推移し、利益率向上も寄与して大幅営業増益だった。なお売上高、営業利益、営業利益率は第1四半期として過去最高だった。

 通期予想に対する進捗率はやや低水準の形だが、システム開発は第4四半期の構成比が高くなる収益構造であり、通期上振れ期待が高まる。

■株価は戻り歩調で1月高値目指す

 株価は6月の年初来安値1840円から切り返して7月27日の2275円まで上伸した。戻り歩調の展開だ。好業績を評価して1月高値2972円を目指す展開だろう。

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