
■通期予想は中間期の好調分だけを織り込むにとどめ、さらなる上振れ期待が
クラスターテクノロジー<4240>(東証グロース)は8月12日、取引開始後にストップ高の393円(80円高、26%高)まで上げ、午前11時にかけてもストップ高で売買されながら約3か月半ぶりに年初来の高値を更新している。前取引日に発表した第1四半期(2025年4~6月)決算が前年同期比で営業利益3.7倍となるなど大幅に回復し、第2四半期(中間期)及び通期業績予想の増額修正も発表。通期予想については、現時点で下半期の業績見通しを据え置き、中間期(上期)の好調分だけを織り込んだとしたため、通期予想のさらなる上振れへの期待が強いようだ。
この第1四半期は、ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業が「全ての分野で当初予想に比べ、おおむね順調に推移する見通し」(発表資料より)で、「特に産業機器分野は、産業用インクジェットプリンターヘッドや金型の売上高が伸び、期初予想を大幅に上回る見通し」(同)となった。第2四半期(2025年4~9月、中間期)の営業利益は期初に開示した予想を56.9%上回る見込みに見直し、3月通期の営業利益は同26.1%上回る見込みに見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)