【株式市場】日経平均は4円安、3日続落だが観光・旅客関連株などは活況高

◆日経平均は2万6396円83銭(4円42銭安)、TOPIXは1869.00ポイント(2.24ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は11億6494万株

 10月12日(水)後場の東京株式市場は、ホンダ<7267>(東証プライム)が一段軟調に推移しソニーG<6758>(東証プライム)も小安いまま一進一退など、引き続き米国景気と相関度の高い銘柄が重く、半導体関連株は13時頃から持ち直したが軟調となった。一方、観光関連のJR東海<9022>(東証プライム)や京都ホテル<9723>(東証スタンダード)は13時から14時過ぎにかけて一段と上げ、空運、百貨店株もしっかり。日経平均は4円22銭安で始まり、13時過ぎに小高くなったが前場の高値(94円50銭高の2万6495円75銭)を抜けず、大引けは小幅安で3日続落となった。

 後場は、ディア・ライフ<3245>(東証プライム)が一段と上げ、未定だった業績予想の開示など好感。マンダム<4917>(東証プライム)は夏物の返品が少ない模様など三菱UFJモルスタ証券による目標株価の引き上げなど好感され一段ジリ高。C&Gシステムズ<6633>(東証スタンダード)は金型事業がほぼ100%北米向けのため円相場の一段安は追い風とされ前場11時頃に続き14時頃から再びストップ高。オリエンタルチエン工業<6380>(東証スタンダード)は業績拡大期待のほか海外資本接近説とかで一段高となり2日連続ストップ高。Success Holders<4833>(東証グロース)はIT領域のコンサル事業開始など好感されストップ高。トランスジェニック<2342>(東証グロース)はアントニオ猪木さんの難病解明に関する新マウス発表など材料視されて急伸。

 12日東証プライムに直接新規上場となったソシオネクスト<6526>(東証プライム)は午前9時9分に3835円(公開価格3650円の5%高)で初値をつけ、後場も次第高となって4200円(同9.5%高)まで上げ高値引けとなった。

 東証プライム市場の出来高概算は11億6494万株(前引けは5億7431万株)、売買代金は2兆8020億円(同1兆3719億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は775(前引けは734)銘柄、値下がり銘柄数は981(同1022)柄。

 また、東証33業種別指数は13業種(前引けも13業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、小売り、倉庫運輸、陸運、サービス、不動産、食料品、医薬品、その他製品、海運、輸送用機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る