ジャパンディスプレイ 低温でも動画がくっきり見える高速応答液晶ディスプレイを開発

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■広温度範囲でさらに高い視認性を確保

 ジャパンディスプレイ<6740>(東1)は、広視野角、高コントラスト、色調変化が小さいといったIPSの長所はそのままで、応答速度を向上させる新しい駆動方式の液晶ディスプレイを開発した。

ジャパンディスプレイ

 特に0℃以下の低温下では、約2~3倍の改善が見込まれ、リアルタイムの正確な動画表示が求められる車載向け、カメラ向けなどの広い製品用途への適用が期待される。

 デジタルディスプレイが多様な用途に使用されるようになった現在、広い温度範囲で良好な表示が維持されることが求められている。液晶にはその特性として、極端な低温下では応答速度が落ち、残像が発生するという課題がある。今回開発したディスプレイは、応答速度の改善によって、低温環境下で残像が大幅に軽減されます。本開発品は、2015年度中の量産確立を目指す。

 同社は、世界に新たな価値を産み出すディスプレイ、Live Interfaceの実現のために、様々な技術開発を続けている。このディスプレイは、10月29日から31日までパシフィコ横浜で開催される「Display Innovation 2014」で展示する。

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