【株式市場】前場の日経平均は83円高、中盤に軟化するが切り返す、TOPIXは小安い

◆日経平均は3万6863円15銭(83円49銭高)、TOPIXは2691.36ポイント(4.80ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億5100万株

 5月8日(木)前場の東京株式市場は、NYダウやNASDAQ指数の3日ぶり反発などが好感され、日経平均は朝寄り後に178円高(3万6957円)まで上げ、午前10時前に一時172円安(3万6606円)まで下押したがV字型に切り返して前引けも堅調だった。米国が前政権時に導入したAI用半導体の輸出規制を5月中旬の発効前に撤廃の方針と伝えられ、レーザーテック<6920>(東証プライム)などの半導体関連株が高い。今期大幅減益予想の川崎汽船<9107>(東証プライム)もしっかり。TOPIXの前引けは小安い。

 NTTデータG<9613>(東証プライム)が買い気配のままストップ高となりNTT<9432>(東証プライム)による完全子会社化を材料視。筆頭株主がNTTデータGのネットイヤーグループ<3622>(東証グロース)も急伸しストップ高。鳥居薬品<4551>(東証プライム)は連日急伸し塩野義製薬<4507>(東証プライム)によるTOBに買い集中。ノジマ<7419>(東証プライム)は2日連続急伸し大幅増益決算と増配など好感。ピアラ<7044>(東証スタンダード)はTikTok Shopに対応したクリエイター向けコマース支援の先行開始などに期待高揚し急伸ストップ高。レナサイエンス<4889>(東証グロース)は国立研究開発法人からの追加助成など好感され急伸ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億5100万株、売買代金は1兆9919億円。東証プライム1635銘柄のうち、値上がり銘柄数は534銘柄、値下がりは1042銘柄。

 東証33業種別指数は8業種が値上がりし、サービス、証券商品先物、非鉄金属、機械、小売り、情報通信、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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