【業績でみる株価】じげんは17年3月期第2四半期累計大幅増益、通期も大幅増益予想

 じげん<3679>(東マ)が11月11日発表した17年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績は大幅増収増益だった。そして通期も大幅増収増益予想である。株価は7月の年初来高値から一旦反落したが、好業績を評価して戻りを試す展開が期待される。

 17年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比50.9%増の32億71百万円で、営業利益が同41.4%増の10億24百万円、経常利益が同46.0%増の10億44百万円、そして純利益が同53.9%増の5億81百万円だった。売上面で求人領域、不動産領域、生活領域がいずれも高成長し、人件費などの先行投資負担を吸収して大幅増益だった。

 通期予想は据え置いて、売上高が前期比31.2%増の66億円、営業利益が同27.4%増の20億50百万円、経常利益が同27.2%増の20億38百万円、純利益が同28.0%増の11億50百万円としている。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高49.6%、営業利益50.0%、経常利益51.2%、純利益50.5%と順調な水準である。通期でも好業績が期待される。

 株価は7月の年初来高値1375円から一旦反落したが、1000円~1200円近辺で推移して調整一巡感を強めている。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。好業績を評価して戻りを試す展開が期待される。

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