【株式市場】米国の利上げ打ち止め観測を受け円高が懸念され日経平均は8日ぶりに反落模様

株式

◆日経平均は2万2418円87銭(155円89銭安)、TOPIXは1671.24ポイント(17.81ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億5712万株

チャート14 12月4日(火)の東京株式市場は、日経平均が取引開始後の1円86銭高(2万2576円62銭)を上値に軟化しジリ安基調となった。米国でFRB(連邦準備理事会)による利上げ打ち止めの予想が強まったとされ、NYダウは大幅高となったが、ドル高・円安の有力な要因が消滅することになるとの見方があった。

 三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)ファナック<6954>(東1)などが下げ、日経平均は11時20分過ぎに182円97銭安(2万2391円79銭)まで下押した。前引けも155円89銭安(2万2418円87銭)で、昨日までの7日続伸から8日ぶりに反落模様となった。東証2部指数、マザーズ指数も安いが、日経JASDAQ平均は高い。

 トリケミカル研究所<4369>(東1)が2日続けて大幅高となり、引き続き業績見通しの増額修正などが好感され、インスペック<6656>(東2)は3日発表の月次受注が材料視された模様。ファイズ<9325>(東マ)は12月18日の売買から東証1部になることなどが言われて戻り高値を更新。ソフィアホールディングス<6942>(JQS)は位置情報などを利用した児童や高齢者などの見守りIoTサービスが注目されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は6億5712万株、売買代金は1兆1185億円。1部上場2119銘柄のうち、値上がり銘柄数は300銘柄、値下がり銘柄数は1748銘柄となった。(HC)

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