【株式市場】米貿易収支の発表など控え日経平均は伸び悩むが3日ぶりに反発

株式

◆日経平均の大引けは1万8360円54銭(85円55銭高)、TOPIXは1477.20ポイント(10.24ポイント高)、出来高概算(東証1部)は23億9136万株

チャート11 6日後場の東京株式市場は、今夜から明け方にかけて米国では貿易収支の発表などがあり、欧州ではEU財務相理事会などがあるため円相場の行方に不透明感が漂い、トヨタ自動車<7203>(東1)が前場の高値を抜けずに一進一退となるなど、様子見気分があった。日経平均も前場の高値209円81銭高(1万8484円80銭)を抜くことはなく、80円高の1万8350円前後で小動きとなった。3日ぶりに反発。主な株価指数では、東証マザーズ指数が小安くなった。

 後場は、三井金属<5706>(東1)が一段高など引き続き資源関連株が強く、海運株もしっかり。ジャパンディスプレイ<6740>(東1)が一段強含んで産業革新機構の支援を巡り思惑が衰えず高値更新幅を広げ、東京電力<9501>(東1)は原発事業を分離して再建するとの報道が好感されて一段強含み、関西電力<9503>(東1)なども一段高。インスペック<6656>(東マ)はAI(人工知能)による病理診断支援ツールが材料視されてストップ高。アズジェント<4288>(JQS)はイスラエル製の情報セキュリティシステムなどが材料視されて急反発。

 東証1部の出来高概算は23億9136万株(前引けは11億2175万株)、売買代金は2兆6935億円(同1兆1677億円)。1部上場1990銘柄のうち、値上がり銘柄数は1241(同1266)銘柄、値下がり銘柄数は631(同582)銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種(同28業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、鉄鋼、非鉄金属、証券・商品先物、電力・ガス、保険、繊維製品、銀行、石油・石炭ガラス・土石、金属製品、銀行、電力・ガス、などとなった。

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