【中期経営計画と株価】トレジャー・ファクトリーは2桁増収ペース継続と売上高経常利益率10%実現へ

中期経営計画と株価

【成長への道筋・中期経営計画を探る】

■下値固め完了して出直り期待

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東1)はリユースショップを展開し、既存店強化、多店舗展開、新業態開発、買い取り強化を積極推進している。17年2月期(連結決算へ移行)は既存店売上がやや低調で、16年9月子会社化したカインドオルの業績なども影響して減益予想だが、中期的には収益拡大が期待される。なお「JPX日経中小型株指数」構成銘柄に選定された。株価は下値固めが完了して出直りが期待される。

 リユース市場は拡大基調であり、中期成長に向けて複数業態で国内主要都市への新規出店を加速させる方針だ。首都圏や関西圏を中心に100店舗体制構築を当面の目標としている。

 中期経営目標としては、2桁増収ペース継続と売上高経常利益率10%の実現を当面の目標としている。知名度上昇、国内主要都市への出店加速、新業態開発、大口仕入や出張買い取りの強化、ネット事業の強化、海外リユース事業の展開などで中期成長シナリオに変化はないだろう。

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