【銘柄フラッシュ】イントランスが急伸しGMOクラウドなど「IoT」へのサイバー攻撃関連株も高い

銘柄

 25日は、東証1部の値上がり率1位がブレインパッド<3655>(東1)となり、米国の画像処理半導体の大手とのパートナー提携などが好感されて18.7%高と大きく昨年来の高値を更新。2位はタカタ<7312>(東1)となり、昨日まで法的整理への警戒感から3日連続ストップ安を含めて7日続落となったが、会社側がこれを想定していないと発表したためひとまず買い戻す動きとされて一転ストップ高の18.2%高。3位は安永<7271>(東1)となり今3月期の業績見通し増額が好感されて18.0%高。

 JFEホールディングス<5411>(東1)はトランプ大統領のインフラ整備政策に期待再燃とされたほか、インドの輸入環境好転などが言われて3.4%高だが昨年来の高値を更新。ネクステージ<3186>(東1)は米トランプ大統領がTPPからの離脱を決めたことが好材料との見方あり18.7%高と上場来の高値を更新。GMOクラウド<3788>(東1)はサイバー攻撃の対象が「IoT」にも広がる恐れが言われて対策需要などに注目とされ高値更新の9.4%高。ラクーン<3031>(東1)は同社のBtoB(企業間)後払い決済サービス「Paid(ペイド)」の採用拡大などが好感されて6.9%高。

 鈴与シンワート<9360>(東2)は電子給与明細サービスやマイナンバーサービス好調などが言われて一時ストップ高の後も強く27.8%高。フュートレック<2468>(東2)は音声認識に関するAI(人工知能)などが言われて高値更新の12.6%高。

 イントランス<3237>(東マ)は和歌山県の人工島にカジノ遊戯施設と伝えられてストップ高の39.4%高。ストライク<6196>(東マ)は直近発表の立会い外分売が将来的な東証1部昇格を目指す目的としたため期待が強まり急伸し15.6%高。マーケットエンタープライズ<3135>(東マ)は小池都知事の「都市鉱山」から抽出した貴金属による五輪メダル鋳造構想を材料視との見方があり11.0%高。

 第一化成<4235>(JQS)は23日発表の中期計画が好感された様子でストップ高の26.4%高。日本ライトン<2703>(JQS)は台湾本社が「iPhone」(アイフォーン)次期新製品に納入との観測などが言われて急伸し21.3%高。ラック<3857>(JQS)は長崎県や長崎県警などの14機関とサイバーセキュリティに関する協力協定を結んだことなどが材料視され3.7%高だが高値に急接近となった。

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