【注目銘柄】東洋ビジネスエンジニアリングは上場来高値に接近、17年3月期第3四半期累計大幅増益で通期増額修正

注目銘柄

 ERP(統合基幹業務)システムをベースとしたソリューション事業を展開する東洋ビジネスエンジニアリング<4828>(東1)に注目したい。2月2日発表した17年3月期第3四半期累計の連結業績は大幅増益だった。そして通期利益予想を増額修正した。さらに再増額余地がありそうだ。株価は14年7月の上場来高値に接近している。上げ足を速める可能性がありそうだ。

 17年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結業績は、売上高が前年同期比7.4%増の96億73百万円、営業利益が同2.3倍の5億83百万円、経常利益が同2.3倍の5億84百万円、純利益が同2.1倍の3億31百万円だった。主力のソリューション事業の受注高が同8.8%増と好調に推移して全体を牽引した。

 通期の連結業績予想は2月2日に増額修正した。売上高は2億円増額して前期比3.6%増の130億円、営業利益は1億円増額して同31.7%増の7億円、経常利益は1億円増額して同30.6%増の6億90百万円、純利益は50百万円増額して同26.2%増の4億円とした。修正後の通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が74.4%、営業利益が83.3%、経常利益が84.6%、純利益が82.8%と高水準である。通期予想に再増額余地がありそうだ。

 株価は16年9月1529円を突破して昨年来高値更新の展開となった。そして2月2日には1573円まで上伸し、14年7月の上場来高値1600円に接近している。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■使途不明の企業借入金が2割超に、金融機関の貸出にも影響  東京商工リサーチが実施したアンケート調…
  2. ■日常会話とオリジナルストーリーを楽しめる新感覚サービス  博報堂DYホールディングス<2433>…
  3. ■国内最大規模のダンスミュージックフェス、公式チケット先行受付開始  GMOインターネットグループ…
2024年9月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■アメリカ大統領選挙と利下げ効果、住宅関連銘柄に期待高まる  住宅関連株は厳しい経営環境にもかかわ…
  2. ■歴史は繰り返すのか?上方修正相次ぐ住宅関連株に再び脚光、今後の相場を占う  「歴史は繰返さないが…
  3. ■オーナーチェンジと成長するJリーグ、投資機会広がる  秋の到来とともに、スポーツ界では「天高く馬…
  4. ■優勝争いにオーナーチェンジも絡むJリーグ関連株に先手妙味  秋の諺で「天高く馬肥ゆる秋」がある。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る