【銘柄フラッシュ】トランプ発言を受け日本車輌製造など急伸し新規上場の安江工務店は好スタート

銘柄

 10日は、米トランプ大統領が日本の新幹線を例に挙げてインフラ整備と近代化に積極姿勢を示し、企業減税にも再度言及したと伝わり、日本車輌製造<7102>(東1)が新幹線車両の製造台数日本一、米国に車両工場を持つことなどが好感されて一時18.1%高と急伸し大引けも14.6%高。東洋電機製造<6505>(東1)は一時7.6%高となり年初来の高値。川崎重工業<7012>(東1)は4.0%高となり戻り高値。日本ガイシ<5333>(東1)も4.0%高。

 新規上場となった安江工務店<1439>(名2、JQS)は買い気配で始まり、東証JASDAQ市場では9時6分に公開価格1250円を4%上回る1300円で初値をつけた。その後1600円まで上げ、大引けは1490円だった。

 東証1部の値上がり率1位は第一精工<6640>(東1)となり、9日に発表した12月決算での今期予想などが好感されて大幅反発の16.2%高。2位はエムアップ<3661>(東1)となり、連日、電子チケット関連システムなどの未上場会社との提携や同社の顧問にAKB48などの秋元康氏が就任したことなどが材料視されて昨日のストップ高に続き15.5%高。3位は東海カーボン<5301>(東1)となり、9日に発表した12月決算は大幅減益だったが今期予想は3倍返しレベルの大幅増益のため好感されて14.9%高と昨年来の高値を更新。

 日本プラスト<7291>(東2)は10日の14時に今3月期の業績・配当予想を増額発表したため急伸し一時17.8%高。フライトホールディングス<3753>(東2)は9日に発表した第3四半期決算やヒト型ロボット「ペッパー(Pepper)」の作動に関する新たなクラウドサービスが好感されて6.5%高。

 モブキャスト<3664>(東マ)は前12月期の赤字大幅改善などが好感されてストップ高の16.3%高と急伸。エルテス<3967>(東マ)は2016年12月上場で四半期決算は1月中旬に発表済みだが直近はネット証券の私設取引(PTS取引)で活況とされ何かあるかもと思惑が強まり10.2%高。グレイステクノロジー<6541>(東マ)も16年12月上場で2月7日に発表した四半期決算が好感されて翌8日に上場来の高値を更新し、勢いに弾みがついたとされて連日高値更新の7.5%高。

 アエリア<3758>(JQS)は引き続き新作ゲームのダウンロード拡大などが材料視されてストップ高の17.3%高となり7日続伸。キャピタル・アセット・プランニング<3965>(JQS)は10日に第1四半期決算を発表する予定で14時頃から見切り発車だとかで一段高となり4.1%高。平田機工<6258>(JQS)は同じく第3四半期決算を発表する予定で14時頃から見切り発車だとかで一段高となり3.0%高となった。(HC)

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