キャリアの9月期第1四半期はシニアワーク・シニアケア事業ともに堅調、27.4%営業増益で着地

■設立8年で全国21拠点へ拡大

 キャリア<6198>(東マ)の2017年9月期業績第1四半期は、オフィスワーク業界や介護業界への開拓によりシニアワーク・シニアケア事業ともに堅調に推移。売上高が21億17百万円(前年同期比18.4%増)となった。利益面は増収に加え、効率化に伴う管理コストの低減などにより、営業利益が1億23百万円(同27.4%増)、経常利益が1億24百万円(同32.4%増)、四半期純利益が78百万円(同31.5%増)で着地した。

 同社は、シニアワーク事業とシニアケア事業を運営。設立8年で全国21拠点へ拡大と急成長し、各地の介護、医療施設へきめ細やかなサービスの提供を行っている。シニアワーク事業では、アクティブシニアの新しい働き方として「ソーシング・モーニング」を開始し、シニア活用のコンサルタントによる新規顧客の開拓に努め、売上高は7億93百万円となった。シニアケア事業では、2014年10月から開始した介護士の人材派遣で積極的に施設を開拓し順調に拡大。売上高は13億24百万円となった。

 2017年9月期業績予想は、売上高が92億7百万円(前期比24.2%増)、営業利益が5億42百万円(同30.0%増)、経常利益が5億50百万円(同31.9%増)、純利益が3億45百万円(同31.2%増)と2ケタ増収増益の連続最高益更新を見込む。年間配当予想は、3月31日割当の1対2の株式分割に伴い、従来予想の期末一括15円から同7.5円に修正している。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る