【株式市場】地政学的リスクなど影響し日経平均は軟調だがTOPIXは堅調で新規上場銘柄は好スタート

株式

◆日経平均の前引けは1万9345円49銭(33円65銭安)、TOPIXは1555.25ポイント(0.35ポイント高)、出来高概算(東証1部)は7億5086万株

チャート5 7日(火曜)前場の東京株式市場は、昨日に続いて北朝鮮のミサイル発射を受けた地政学的リスクなどが影響し、模様ながめ気分が継続。日経平均は取引開始後に57円50銭安(1万9321円64銭)をつけたあとも軟調なまま小動きを続けた。前引けは33円65銭安(1万9345円49銭)。一方、TOPIXは堅調で、東証マザーズ指数と日経JASDAQ平均は軟調。

 商船三井<9104>(東1)などの海運大手が市況改善などを材料に軒並み昨年来の高値・年初来の高値に進み、JXホールディングス<5020>(東1)などの石油株も高い。明治機械<6334>(東2)は約46年ぶりの復配を好感し昨年来の高値を更新し、エムビーエス<1401>(東マ)は3月末の1対10の大型株式分割への期待が再燃したようで急伸。日本マクドナルドホールディングス<2702>(JQS)は月次売上高の2ケタ増加などが好感されて年初来の高値を更新。

 本日上場のロコンド<3558>(東マ・売買単位100株)は買い気配をセリ上げて10時23分に2625円(公開価格1850円の42%高)で初値がつき、その後2800円まで上げ、前引けは2755円だった。

 東証1部の出来高概算は7億5086万株、売買代金は9158億円。1部上場2004銘柄のうち、値上がり銘柄数は888銘柄、値下がり銘柄数は915銘柄となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る