アドテック プラズマ テクノロジーは第2四半期業績と通期業績予想の上方修正を発表

■研究機関・大学関連事業は減収ながら赤字幅縮小

 プラズマ用高周波電源装置で世界3位のアドテック プラズマ テクノロジー<6668>(東2)は14日、第2四半期業績と通期業績予想の上方修正を発表した。

 今18年8月期第2四半期連結業績の売上高は前回予想を1億38百万円上回る32億61百万円(前回予想比4.4%増)、営業利益は1億88百万円上回る6億04百万円(同45.2%増)、経常利益は2億円上回る6億26百万円(同46.9%増)、純利益は1億85百万円上回る4億86百万円(同61.5%増)と利益面で当初予想を大幅に上回る結果となった。

 前期比では、売上高23.8%増、営業利益490.5%増、経常利益1103.8%増、純利益1250.0%増となる。

 第2四半期の半導体・液晶関連事業の売上高は29億05百万円(同31.3%増)、営業利益6億68百万円(同242.9%増)と大幅増収増益。
 研究機関・大学関連事業の売上高は3億55百万円(同15.9%減)、営業利益△64百万円(前年同期△92百万円)と減収ながら赤字幅は縮小した。

 通期連結業績予想も上方修正した。売上高は前回予想を8億28百万円上回る71億75百万円(前回予想比13.0%増)、営業利益は4億89百万円上回る11億73百万円(同71.5%増)、経常利益は4億87百万円(同70.2%増)、純利益は4憶07百万円上回る8億80百万円(同86.0%増)と利益面で当初予想を大幅に上回る見込み。

 前期比では、売上高35.0%増、営業利益526.5%増、経常利益809.9%増、純利益3042.9%増と大幅増収増益を見込む。

 通期に対する第2四半期の進捗率は、売上高45.4%、営業利益51.5%、経常利益53.0%、純利益55.2%となっていることから今期の利益がかなり大幅に伸びるもののほぼ計画通りのペースで推移しているといえる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る