DTSは17年3月期通期業績予想と配当の上方修正を発表

■ソリューション案件及び生命保険案件などの需要拡大

 情報サービス業大手のDTS<9682>(東1)は21日、17年3月期通期業績予想と配当の上方修正を発表した。

 17年3月期連結業績予想の売上高は、当初予想を18億円上回る798億円(増減率2.3%増)、営業利益は9億円上回る79億円(同12.9%増)、経常利益は9億50百万円上回る80億50百万円(同13.4%増)、純利益は6億円上回る51億円(同13.3%増)と売上高、利益面ともに当初予想を上回る見通し。

 対前期比では、売上高3.3%減、営業利益4.0%増、経常利益4.5%増、純利益17.5%増と減収増益を見込む。

 上方修正の要因としては、ソリューション案件及び生命保険案件などの需要拡大や銀行の大規模統合案件の見込差などを挙げている。なお、最終利益に関しては3期連続で過去最高を更新する見込み。

 好業績が見込めることから、当初の期末配当予想35円を45円に上方修正した。年間配当は第2四半期の25円と合わせ70円となる。前期60円だったので、10円の増配を見込む。なお、3期連続の増配となる。

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