Veritas In Silico、米国で創薬特許が成立へ、RNA標的技術が米国でも特許査定

■独自スクリーニング手法、米国特許商標庁が価値を認定

 Veritas In Silico<130A>(東証グロース)は7月28日、同社が米国で出願していた特許「RNAの機能を制御する化合物のスクリーニング方法」について、米国特許商標庁(USPTO)から特許査定を受けたと発表した。今後、特許料の納付を経て、米国内での特許権が正式に成立する見通しとなる。

 この特許は、創薬プラットフォーム「ibVIS」の中核技術に関するもので、標的mRNA内の部分構造と存在確率を解析し、創薬標的として適した構造を同定、選定した構造を用いたスクリーニング手法に関する内容である。同技術はすでに日本および欧州で特許が成立しており、今回の米国での特許成立により、主要市場での権利保護体制が整った形となる。

 同社はこの成果を受け、国際的に独占的な技術利用が可能となり、創薬分野での競争優位性がさらに高まるとしている。なお、今回の特許成立による業績への直接的な影響は見込まれていないが、今後の共同創薬研究のグローバル展開において追い風となる可能性があるとした。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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