【ドクター箱崎幸也の健康増進実践法】サクセスフル・エイジング実現の三本柱

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 平成25年8月から「健康寿命を如何に延伸させ認知症にならない」を色々な角度から記述してきました。今月号で私の健康コラムは終了致します、長らくお付き合い頂き深謝致します。

 現在、慢性期病院で多くの高齢者患者さんを診察しています。100歳で少し認知機能低下がありながら大きな声で病棟内を動き回る患者さんから、70歳でも認知症で寝たきりの患者さんなど、年齢に関係なく健康寿命が大きく異なるのを多々経験します。この違いは何故なのか、90歳・100歳になってもどうすれば認知機能が保たれるのかなど日々自問自答しています。残念ながら明確な答えは見いだせませんが、90歳以上で元気な方(殆ど女性)は前向きで知識欲旺盛なのが印象的です。特別な運動や脳トレでの認知症予防は困難ですが、生活習慣病の積極的な治療や生活習慣の是正は、認知症の発生予防や進行を遅らせている可能性が示唆されています。ぜひ今からでも、糖尿病・高血圧・高脂血症などを定期的にチェックし是正し、喫煙や多量飲酒も今一度見直して下さい。

 サクセスフル・エイジング『大きな疾患や障害がなく、高い身体・認知機能を維持し、社会貢献を行える』の実現には、運動、蛋白質を多く含む十分な栄養摂取と社会参加の三本柱が重要です。有酸素運動(ラジオ体操、散歩、ジョギング、自転車、水泳)の強度は会話可能で、10~30分(週に3~5日)が目安です。社会的活動は、同窓会や町内会活動だけでなく読書、旅行、家事、釣りなどの実施、さらに創造力を要する音楽、美術、ダンス、手芸などが推奨されています。定年後殆ど家で過ごす私の同級生がいますが、出来るだけ誘い出すようにしています。皆様も自分自身だけでなく、周囲の人も巻き込んで楽しく社会へ飛び出して下さい。

 健康コラムの執筆で、私も良い勉強になりました。本当に暖かいご意見有り難うございました。(箱崎幸也=元気会横浜病院々長、元自衛隊中央病院消化器内科部長)

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