サンコーテクノは「燃料電池式業務用呼気アルコール測定器 ST-3000」を2月20日より販売を開始

サンコーテクノ<3435>(JQS)は、「燃料電池式業務用呼気アルコール測定器 ST-3000」を2月20日より販売を開始する。

これまでのセンサー方式である接触燃焼式から燃料電池式にする事により、ガス選択性の向上と、今までユーザーより要望が多かった測定時間の短縮(13秒から5秒)を実現した。また、新たな機能として、Bluetoothの搭載によるタブレットまたはスマートフォンとの連動(拡張性の向上)や電池を搭載することにより、停電時の電源供給が止まった状況においても使用可能になるなど、点呼時におけるアルコール測定が今まで以上に多機能かつスムーズで確実なものとなる。

現在、日本の市場において、アルコール測定器のセンサーとしては、主に半導体式、燃料電池式、接触燃焼式の方式が用いられている。しかし、今後の傾向として海外で主流となっている燃料電池式の採用が予想されることから、今まで以上にアルコール検知精度の高い燃料電池式センサーを開発した。今回の開発及び製造に関しては、同社が今まで培ってきたアルコール測定器のノウハウをベースに、燃料電池センサーの技術を持つタニタ(本社:東京都板橋区)と共同で開発した。

価格は198,000円を予定、初年度2,000台の販売を見込んでいる。

サンコー


13日に発表された、第3四半期連結業績のセンサー事業の売上高は4億91百万円(同7.2%増)、セグメント利益23百万円(同250.5%増)と増収大幅増益であったが、更に、今回の新製品の売上が見込めることから、センサー事業の売上拡大が期待できる。

しかも販売後、測定器の定期校正が年1回義務付けられているため、アルコールセンサーの販売台数が増えると共に、校正作業の収入が増え、安定的な収益源となっている。基本的には、アルコールセンサーの機械は、保証期間は5年間であるため、5年間のうち毎年アルコールセンサーの校正作業に伴う費用が入ってくることになる。また、5年経過すると買い替え需要も発生することから、アルコールセンサーのシェアを上げることによって、ストック型の収益拡大が見込まれる。

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