【業績でみる株価】No.1はオフィスコンサルタント事業などを展開、18年2月期増収増益予想

 No.1<3562>(JQ)はオフィスコンサルタント事業とシステムサポート事業を展開している。18年2月期増収増益予想である。株価は17年3月IPO時の高値から半値割れ水準まで調整してほぼ底値圏だろう。

■オフィスコンサルタント事業とシステムサポート事業を展開

 17年3月JASDAQに新規上場した。オフィスコンサルタント事業とシステムサポート事業を展開している。オフィスコンサルタント事業は、中小企業および個人事業主向けに、OA関連商品、自社企画の情報セキュリティ商品を販売している。システムサポート事業は、子会社で販売した機器の保守・メンテナンスを行っている。

 中期経営計画では20年2月期売上高81億円、営業利益4億円、純利益2億59百万円、ROE12.8%を目標値に掲げている。

■18年2月期増収増益予想

 18年2月期連結業績予想は、売上高が17年2月期比5.4%増の74億37百万円、営業利益が8.8%増の3億30百万円、経常利益が7.2%増の3億11百万円、純利益が6.7%増の2億03百万円としている。自社企画の情報セキュリティ商品の販売に注力して増収増益予想である。

 第1四半期(3~5月)の連結業績は売上高が18億06百万円、営業利益が25百万円の赤字、経常利益が41百万円の赤字、純利益が29百万円の赤字だった。情報セキュリティ商品、MFP、ビジネスフォンの販売が堅調に推移したが、人件費が増加した。通期ベースでの挽回に期待したい。

■株価はほぼ底値圏

 株価は17年3月IPO時の上場来高値4135円から、9月11日の上場来安値1989円まで水準を切り下げた。その後は2000円近辺で推移している。高値から半値割れ水準まで調整してほぼ底値圏だろう。9月22日の終値は1994円、今期予想PERは約14倍、時価総額は約31億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線が戻りを押さえる形だが、2000円割れ水準が下値支持線となりそうだ。(MM)

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