綜研化学は第2四半連結業績予想の上方修正を発表

■当初の減益予想から一転、大幅増益を見込む

 アクリル系粘着剤の綜研化学<4972>(JQS)は、第2四半連結業績予想の上方修正を発表した。

 今期18年3月期第2四半期連結業績予想の売上高は、前回予想を5億円上回る135億円(前年同期比10.2%増)、営業利益は5億50百万円上回る13億円(同21.27%増)、経常利益も5億50百万円上回る12億50百万円(同64.04%増)、純利益は4億50百万円上回る9億50百万円(同79.58%増)と当初の減益予想から一転、大幅増益を見込む。

 液晶ディスプレイをはじめとする電子材料関連用途の販売が期初の予想を上回って推移していることなどにくわえて、原料価格が想定を下回る水準にあることが修正理由として挙げられる。

 第2四半期が大幅増益と当初予想を上回る見込みなのだが、通期予想は当初予想を据え置いている。

 ちなみに、通期予想に対する第2四半期の進捗率を比較すると、売上高50%(前期46.87%)、営業利益68.42%(同46.87%)、経常利益69.44%)、純利益73.08%(同39.42%)となっていることから、利益面での上振れが期待できそうだ。

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