ソラストの今3月期第2四半期は14.5%営業増益、医療関連受託事業などが好調

■生産性とクオリティーの改善のためのトレーニングを実施

 ソラスト<6197>(東1)は9日に、18年3月期第2四半期連結業績を発表した。

 売上高は、医療関連受託事業及び介護・保育事業がともに好調に推移したため、前年同期比9.4%増の352億63百万円だった。営業利益は、医療関連受託事業及び介護・保育事業の増益により11.8%増の19億66百万円とし、さらに、営業利益率は、介護事業の利益率がM&Aに伴う一時費用のために低下したものの、医療関連受託事業の利益率が上昇したことなどにより5.6%となった。経常利益は同14.8%増の19億67百万円、四半期純利益は同13.7%増12億63百万円だった。

 各事業を見ると、医療関連受託事業では、組織全体で生産性とクオリティーの改善のためのトレーニングを積極的に実施。これにより、サービスクオリティーが向上。新規契約の受注や既存顧客との取引拡大に繋がり始め、また、処遇改善にも取り組むことで、モチベーションの向上や離職率の低下が図れている。売上高は前年同期比5.7%増の265億91百万円となった。営業利益は同16.8%増の26億78百万円だった。

 介護・保育事業では、スピード感を持った介護事業の拡大戦略が着実に進展。M&A戦略の一環として、買収後のシナジーの創出と継続的な業績の向上に注力している。17年3月期に買収した事業所は、全体として買収時の計画を上回る業績を達成している。また、既存事業所でも、訪問介護等の在宅系サービスを中心に利用者数が増加した。売上高は前年同期比24.6%増の83億円、営業利益は、M&Aの一時費用を吸収し、同0.7%増の4億42百万円となった。

 なお、17年9月末時点での介護事業所数は17年3月末比で36ヵ所増加し、282ヵ所。保育事業の施設数は17年9月末で14ヵ所となった。

 18年3月期の業績見通しは、売上高は前期比7.0%増の700億03百万円、営業利益は同10.3%増の40億32百万円、経常利益は同10.7%増の40億15百万円、純利益は同6.7%増の26億40百万円としている。

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