シノケングループは介護事業のグループ会社で新生活支援制度の導入を決定

■1週間程度で1カ月分の給与を前払い

 シノケングループ<8909>(JQS)は30日、介護事業のグループ会社で新生活支援制度の導入を決定した。

 同社グループは、ワーク・ライフ・バランスの実現には、個々のライフステージにあった柔軟な働き方を可能とする施策が必要だと考えている。例えば、新しい環境を求めて転職したいと考えても、報道によると介護事業の平均月給は全産業平均の約7割程度と言われており、転居費用や就業後、最初の給与支給日までの一時的な資金負担などから二の足を踏むケースも想定される。

 同社では、この様な不安を払しょくするため、最初の給与支給日を待たずに、入社後、1週間程度で1カ月分の給与を前払いする「新生活支援制度」の導入を決定した。この制度は、一定期間、就業することを前提とし、前払い給与分を約3年間で分割返済してもらうが、分割返済額と同額を「新生活支援手当」として会社が補助を行うため、介護職員の実質的な負担をゼロとするもの。

 同社は、「働き方改革」の一環として、「週休3日制(週4日勤務)」の導入を行っているが、今後も、働き方の心と体のゆとりが同時に求められている、介護職員のワーク・ライフ・バランスにあった柔軟な働き方の実現に取り組むとしている。

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