メディカル・データ・ビジョンは17年12月期通期連結業績予想の修正を発表

■売上高は前回予想を下回るものの、利益面では上回る見込み

 メディカル・データ・ビジョン<3902>(東1)は9日、17年12月期通期連結業績予想の修正を発表した。

 売上高については、前回予想を下回るものの、利益面では製薬会社向に向けたアドホック調査サービスが準用に推移したことから前回予想を上回る見込みとなった。

 17年12月期通期連結業績予想の売上高は、前回予想を3億74百万円下回る32億25百万円(前期比22.5%増)、営業利益は26百万円上回る5億69百万円(同32.3%増)、経常利益は25百万円上回る5億65百万円(同36.1%増)、純利益は42百万円上回る3億54百万円(同98.9%増)増収大幅増益を見込む。

 売上高については、「CADA-BOX」の営業スケジュールの遅延により、前回予想を下回る見込みとなった。期中15病院の稼働計画に対して、稼働済3病院、稼働準備2病院の合計5病院の導入となった。

 現在は、「CADA―BOX」導入メリットに関するインタビュー動画の完成、全日本病院協会副会長も務める恵寿総合病院の神野正博理事長の「CADA―BOX」スペシャルアドバイザー就任など、決裁者を対象とした営業活動基盤が整い、「CADA―BOX」に対して高い興味をもつ数十病院への営業活動を再開している。

 データ利活用サービスは、プロモーションツールを活用した新規顧客の開拓や営業活動の効率化により、製薬会社や保険会社を対象としたアドホック調査サービスの受注件数が大きく伸張した。また、同社が保有するデータベースを活用した新たな事業である治験サービスの本格展開を見据え、2017年6月には治験会社であるコスメックスを子会社化するなど、次の拡大に向けた各種準備も順調に進捗している。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る