セルシードの17年12月期は赤字幅が縮小し、今期は黒字化へ

■17年12月期連結業績を増額修正

 セルシード<7776>(JQG)は14日、17年12月期連結業績を増額修正し、発表した。

 売上高は前回予想を15百万円下回る85百万円(前期比15.5%減)、営業損益は2億26百万円上回る10億24百万円の赤字(前期は14億13百万円の赤字)、経常損益は2億66百万円上回る9億64百万円の赤字(同14億15百万円の赤字)、最終損益は2億64百万円の赤字(同14億14百万円の赤字)に赤字幅が縮小した。

 細胞シート再生医療事業では、17年4月に台湾企業(Metatech社)との細胞シート再生医療事業に関する台湾での独占的事業提携契約を締結。契約初年度の17年12月期は、Metatech社からコンサルティングフィーとして売上高16百万円を計上した。再生医療支援事業では、17年12月期売上高は69百万円となり、16年12月期同セグメント売上高50百万円を上回る推移だった。一方で、販売拡大を図るために新規ラインナップ器材製品の早期販売を開始し、海外市場販売戦略の見直しを進めてきたが、17年12月期中の効果としては微増収にとどまり、当初想定を下回ったことなどから業績予想値を下回った。

 また、利益面では、細胞シート再生医療事業関連の薬事準備費用等の支出時期が一部次期にシフトしたことなどを主因として当初想定を上回った。

 18年12月期業績予想は、売上高は11億70百万円、営業損益は20百万円、経常損益は50百万円、最終損益は40百万円とし、黒字化する見通しとした。

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