ロゼッタは総務省による同時通訳システム開発支援など注目され出直り強める

株式市場 銘柄

■「ほぼ人間に匹敵する」翻訳精度を昨秋に10年近く前倒して実現

 ロゼッタ<6182>(東マ)は2日、出直りを強めて始まり、取引開始後に1680円(72円高)まで上げている。AI(人工知能)などによる翻訳システム開発を行い、今朝、「総務省は人工知能(AI)による同時通訳システムを活用した企業の製品開発を後押しする」(日本経済新聞3月2日付朝刊より)などと伝えられ、関連株として注目が集まった。

 同社は、自動翻訳による意味の取り違いなどを削減する翻訳精度について、2017年10月、「数種類の分野(医学、化学分野等)の英日翻訳で精度95%に到達した」と発表している。95%は「2015年の上場時に「ほぼ人間に匹敵する」精度として2025年までの到達目標として設定していた水準とし、「プロの専門翻訳者以下、非専門翻訳者以上」と認識している」とした。

 18年2月14日には、最新のAI技術を用い、1文字1円で「医薬」「法務」「金融」分野の翻訳にかかるコストおよび時間を大幅に削減できるAI翻訳サービス「アイちゃん」の提供を同日開始し、期間限定で半額キャンペーンを展開すると発表した。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る