【業績で見る株価】綿半HDのPER5.2倍、業績来期回復へ、上場後下値固まる

業績で見る株価

 綿半ホールディングス<3199>(東2・売買単位100株)は、昨年12月上場後の安値672円(12月24日)を下回ることなく750円前後でモミ合っている。今期は主力事業のひとつ建設事業が資材価格の高止まりなどで採算悪化となり、前期比20%近い経常減益となるが、来期以降はホームセンターの新形態店などが期待される。株価は中期的には4ケタ台をめざすものと見られる。

 同社は長野県内を地盤にホームセンターと建設業を手掛けている。ホームセンターは消費増税や昨年夏場の豪雨・台風の影響を受けて低調に推移したが、今期後半から回復基調にある。また、同社のホームセンターは今後、生鮮食品も購入できる新しい形態の店舗を増やし、生活品のまとめ買いをする地方の消費者ニーズにこたえていく方針だ。2015年中にこのホームセンターを2店舗出店する計画であり、さらに店舗数を増やしていく予定だ。

一方、建設業は建設技能者の不足や資材価格の高止まりを受けて苦戦を強いられているが、介護事業の進出など新しい事業展開を図っていく。具体的には米国の介護事業会社と業務提携をして、全国に介護のフランチャイズ展開を計画している。また、「ららぽーと平塚立体駐車場新築工事」など大型案件も受注するなど、建設業の見通しも明るくなってきている。

2015年3月期は昨年夏場のホームセンターの苦戦が尾を引き、売上高841億1300万円(同1.5%減)、営業利益9億7000万円(同18.8%減)、経常利益11億800万円(同19.6%減)、当期純利益12億5400万円(同30.9%増)と微減収、営業・経常減益を余儀なくされる見込みである。しかし、来期以降はホームセンター、建設業の好調が期待され、増収増益へ復帰するのではないかと見られる。

同社は2014年12月24日に東証2部市場に新規上場したニューフェイスだが、最近では薄商い状態にある。しかし、今期予想一株当たり利益は146円63銭で、PERは5.2倍、またPBRは0.8倍と超割安に放置されている。確かに今期、営業・経常利益ともに20%近い減益となることが嫌気されているようだが、割安だろう。中期での狙い場といえる。

上場後高値は929円(12月26日)、安値672円(12月24日)、12日終値は757円。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証  内閣府戦略的イノベーション創造プログラム…
  2. ■人工知能基本計画が始動、利活用から開発への循環促進、世界最先端のAI国家を標榜  政府は12月2…
  3. ■222社分析で売上2兆円台復帰、利益は1,435億580万円へ倍増  東京商工リサーチ(TSR)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  2. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…
  3. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  4. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…
  5. ■AI以外に目を向けよ、割安株に潜む上昇機会  1980年代のバブル相場では、産業構造改革で「軽薄…
  6. ■利上げと解散総選挙、日本経済の分岐点迫る  今週は、運命の1月22日、23日が控えている。1月2…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る