ロコンドは急反発するが直近4割急落のため自律反発の見方も

株式市場 銘柄

■今期大幅赤字を見込むが3年後の営業利益は前期の10倍の計画

 靴&ファッションのネット通販を行うロコンド<3558>(東マ)は18日、10時頃から堅調になり、13時過ぎには1172円(74円高)と3日ぶりの反発基調となっている。13日に今2月期の業績見通しを大幅赤字の見込みとしたため、翌取引日から2日連続ストップ高となって17日の一時894円まで約39%急落。これに対する自律反発に過ぎないとの見方はあるが、同時に中期計画も発表しており、4ケタ(1000円)前後では買い戻しや逆張り買いを入れる動きもあるようだ。

 2018年2月期の業績は売上高が前期比37%増加し、各利益とも同じく59%から69%増加して営業利益は3.3億円となったが、19年2月期の見通しは、売上高を29.9%の増加としながら、積極的な先行投資などにより、営業利益は10億円の赤字、経常、純利益は各々9億円の赤字の見込みとした(同社ホームページのIRコーナー「決算説明会書き起こし」など参照)。

 同時に中期計画も発表し、数値目標は、2021年2月期に営業利益30億円(18年2月期の約10倍)などとしたが、市場関係者の間では冷静に受け止める様子もあるなど見方が分かれる印象がある。(HC)

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