【株式市場】円安期待が強く日経平均は3日続伸しTOPIXは1800ポイント回復

株式

◆日経平均の終値は2万2966円38銭(88円03銭高)、TOPIXは1800.37ポイント(7.55ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億9857万株

チャート4 13日後場の東京株式市場は、アステラス製薬<4503>(東1)が自社株買いや新薬候補への期待などから一段とジリ高になるなど、材料株物色が活発になった。また、日本時間の14日早朝には米国の金融政策決定会合(FOMC)の結果が明らかになり、利上げ・ドル高・円安とつながる期待があり、川崎汽船<9107>(東1)などの海運株が高い。日経平均は14時にかけて114円91銭高(2万2993円26銭)まで上げた。大引けも堅調で3日続伸となった。TOPIXは5月22日以来の1800ポイント回復。前引けは軟調だった東証マザーズ指数も上げ、東証2部指数、日経JASDAQ平均も高い。

 後場は、6月19日付で東証1部への指定替えが決まった富士ピー・エス<1848>(東2)が前場に続き大引けまでストップ高買い気配を続け、アプリックス<3727>(東マ)は引き続き、11日付で屋内測位・位置情報システム市場向けソリューションの開発を開始し「groma(仮称)」を発表したことが注目されたようで大幅続伸。テクノアルファ<3089>(JQS)は子会社ペリテックが設計/実装を担当した状態監視用IoTシステムがSUBARU<7270>(東1)の実験施設に導入されたとの発表が注目されて活況高。

 東証1部の出来高概算は11億9857万株(前引けは6億1717万株)。売買代金は2兆2490(同1兆1145億円)。1部上場2089銘柄のうち、値上がり銘柄数は1286(同1207)銘柄、値下がり銘柄数は703(同767)銘柄。また、東証33業種別指数は26業種(前引けは18業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、不動産、サービス、その他金融、電力・ガス、空運、輸送用機器、情報・通信、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  2. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  3. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  4. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  5. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  6. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る