【株式市場】個別物色は旺盛だが中国から米国への輸出制限の可能性など言われ全般は反落

株式

◆日経平均の終値は2万2338円15銭(178円68銭安)、TOPIXは1728.27ポイント(16.56ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で11億9625万株

チャート10 25日後場の東京株式市場は、前場に続いて中国から米国への輸出制限の可能性などが懸念要因になり、材料株などの個別物色の色彩が強い展開になった。日経平均は13時頃に日銀の買い出動期待などが言われて55円安前後まで持ち直したが、14時過ぎから再び下値を探った。日本海洋掘削<1606>(東1)は更生法の申請を受けてストップ安。ただ、ディフェンシブセクターの花王<4452>(東1)や薬品株が強く、大手証券株もしっかり。日経平均やTOPIXは移動平均との相関で下値メドのひとつに接近してきた。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 後場は、浜松ホトニクス<6965>(東1)が光半導体モジュール製品を拡大し本社工場に14棟を新設との発表が注目されて13時頃から堅調転換。エムビーエス<1401>(東マ)は大阪北部地震の復興関連とされて一段ジリ高。メディアリンクス<6659>(JQS)は同社のIP映像伝送ソリューションが米国の通信事業者RCNビジネス(ニュージャージー州)に採用されたとの発表などが言われて後場一段高。

 東証1部の出来高概算は11億9625万株(前引けは6億685万株)。売買代金は1兆9932億円(同9483億円。1部上場2091銘柄のうち、値上がり銘柄数は298(同571)銘柄、値下がり銘柄数は1740(同1440)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は4業種(前引けは10業種)にとどまり、値上がり率上位の業種は、鉱業、パルプ・紙、石油・石炭、証券・商品先物、だった。(HC)

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