【銘柄フラッシュ】業績予想を増額した東映アニメなど活況高となりパスは再び思惑含みの急伸

株式

 30日は、イーブックイニシアティブジャパン<3658>(東1)が東証1部の値上がり率1位となり、第1四半期の営業利益が期初に発表した通期見通しの7割を確保したことなどが注目されて朝から買い気配のままストップ高を続け、そのまま大引けで売買成立し23.4%高。

 2位はノムラシステムコーポレーション<3940>(東1)の18.9%高となり、6月に東証1部へ移籍したため翌月の終わりからTOPIX(東証株価指数)の算出対象になり、時期的に注目度が大とされて出直りを拡大。

 3位はアルゴグラフィックス<7595>(東1)の15.5%高となり、四半期決算などが材料視されて再び上値を追い、約2ヵ月ぶりに株式分割など調整後の上場来高値。

 パス<3840>(東2)は一時ストップ高の28.6%高まで上げて大引けは23.4%高。20日に急動意となる場面があり、取引終了後にブロックチェーン事業への進出を発表。翌日のストップ高以降、反落しても押しが浅く新事業への期待が根強いとされ、再び急動意。ヒガシトゥエンティワン<9029>(東2)は四半期決算の大幅増益などが材料視されてストップ高の19.8%高。

 メディアシーク<4824>(東マ)は7月決算に期待とされて17.1%高と一段高。サインポスト<3996>(東マ)はワンダーレジ(設置型AIレジ)の拡大期待が強い様子で8.5%高となり戻り高値。

 東映アニメーション<4816>(JQS)は四半期決算とともに通期業績見通しなどの増額も発表し、朝はストップ高の20.4%高で始まり大引けは18.1%高。リプロセル<4978>(JQG)は開発中の「ステムカイマル」について第2相臨床試験の実施が可能になったとの発表が注目されて4.9%高と大きく出直った。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る